2014年12月28日日曜日

OSAKA 2014


 









12月。  「お誕生日に何処か行きたいところない?」と

優しい次女が、お出かけのお祝いをプレゼントしてくれました。


実は、『大坂の陣』 という大坂城をメイン会場にした大きなイベントがありますので

大坂城に行きたいとリクエスト。

たまたまに、ご案内チラシを頂きました、中之島の豪華なレストランでランチを予約しました。

昨年オープンしましたこのレストランは、「中之島 LOVE CENTRAL」の中にある

「sumile-すみれ」 というお洒落なお店です。

ミュージシャンの 「DREAM COME TRUE」 のお二人がプロデュースされました

  対岸の中之島公会堂が窓から一望できます、とてもゴージャスなレストランです。


  ワーキングホリデーでメルボルンに滞在中の長女からは、心のこもった

 バースディ―カードと可愛いプレゼント小物が届きました。


 以前、芦屋のパスタレストランで店長をしておりました次女との食事は、いつも辛口の

 コメントです。

 その次女が、「良い素材で美味しいわ!!」 と絶賛。 嬉しくなりました。


 デザートタイムには、特別仕様にデザインされましたプレートをレストランが

 ご用意くださいました。

 蝋燭の揺れる、思いがけない綺麗なプレートを見て、感動でウルウルとしていますと

 店内に急にドリカムの音楽が流れて来て、レストランのスタッフの皆さまが歌ってくださり

 またご来店されておられました、お客様も手拍子を添えてくださいました。

 恥ずかしながら、この様な体験は生まれて初めての事で、どうしたら良いのか?

 いやはや、もう顔が火照るほど、驚き、また感動で涙腺を緩めてしまいました。

 
 『還暦を過ぎると、人生一からやり直し』 という言葉を思い出して、これからは

 童心に還り、色んな出来事には素直に感謝をして行きたいと思っていました。

 そんな決意をしました矢先の、当日の、61歳のお誕生日の嬉しい出来事でした。

 お心づくしの素晴らしいサービスでおもてなしくださいました、レストランの皆さまに

 心より御礼を申し上げます。

      ☆☆☆☆☆ 素晴らしいお料理とサービスをありがとうございました。

                           love-central.jp/sumile/

 
 


 昼食後、大坂城のイベント 『大坂の陣』 を見学。

 平日というのに、まあ、団体のツーリストの多いこと!!

 しかも、飛び交う言葉が、「何処の言葉?」 果ては、城外アナウンスも

 「ギョギョギョ!! わかりませ~ん・・・??」

 「ねぇ、今のアナウンス、何処の国の言葉なのかな?」と次女に聞く始末です。

 城下の公園では、小さなお子さんが迷子にならないかと、心配して、父親らしき人が

 大声で叫んでいます。

 お子さんを呼んでいる事は分かりましたが、一体、お子さんのお名前なのか?

 それとも、掛け声なのか?

 記念撮影を次女が依頼されましたが、撮影後の次女への一言も、お礼の言葉なのかな?

 大勢のツーリストの皆さまと、その多国籍言語に、ここは日本なのだろうか? 

 と、とてもショックを受けました。

 
 「大坂の陣―侍ミュージアム・武将ホール」 にては、展示と映像のイベントが

 ありました。

 栄華を極めた一族が、歴史の中に現存していた事を、そして、長い年月の

 戦いの末の栄枯盛衰が、現代ではほんの一瞬の出来事であったかのように

 展示品が物語っていました。


        


 日が暮れてからは、「西ノ丸庭園」で開催されています、光のイベントを見学。

 広大な敷地に、異国の文字 「OSAKA 2014 」 が光り、庭園内には、現代社会の

 アート芸術の最高傑作が、まるで宇宙空間の中に居るような錯覚を誘って

 輝いていました。




 イルミネーションの最後の地では、大坂城が夜空にくっきりとその美しい姿を
 
 誇示していました。

 そして、大音響と共に、プロジェクションマッピングが投影されました。

 色彩の美しさに加え、迫力ある演出に、多くの観光客の感動の異国語が

 効果音に混じりました。


 
 人生61年生きました。

 足元には、歴史の中の、数多の日本人の屍が眠り、その上の大地を、沢山の異国の

 人々が、今、踏みしめ、大坂城に映る、黄金の鳳凰が天空に駆け昇る幻を眺めています。

 
 あの時代の人々が、今蘇って、この様子を見たら、どう思うだろうか?

 
 穏やかな時代に生きて、愛する子供達を育て、そして、人生を終える。

 穏やかな時代に生まれて来て、ありがたいと思いました。

 
 私は平凡で取り柄も無く、地位も財産も名誉も、また、大きな野望もありませんが

 残された時間を、共に生きる時代の皆さまのために役立てることができるのであれば

 惜しくないと思いました。


 多くを学べた 『大坂の陣』 のイベントに行くことができて良かったです。

 人生の節目に相応しい誕生日になりました。