2019年10月29日火曜日

伝言

「伝言」・・・言い伝える言葉。ことづて。(kotobank.jpより)

10月なの?と戸惑う、気温の高い日が続いた上旬でした。
汗ばむ歩みの中、街はハロウィンで賑やかに飾られていて
ちぐはぐな感覚に苦笑いしてしまいました。

遅い「夏じまい」の身の周りの片づけをする中
関東・東北地方に猛威を振るった
甚大な台風被害の連日の報道に心を痛めました。
そして、阪神淡路大震災で被災した当時の不安な日々を
思い出しました。

日本では、火山の噴火・地震・風水害、などなどの、あらゆる大自然の驚異を
先人たちは「伝言」として、防災の心得を後世を生きる者に伝えて来ました。

10月22日、「即位礼正殿の儀」の映像が報じられました。
技術の進歩により、このような大切な歴史の瞬間を
映像でみられる平和な時代に生きていることを
ありがたく思いました。
もし、祖父母や曽祖父母や、もっともっと前の
時代に生きた、日本の先人たちがこの映像を知ると
どれほど驚くだろうかと思いました。

先日、お声掛けを戴き
「第13回 LALALAにしきたミュージシャンコンテスト」
~いつも心に被災地を~のコンサートへ参りました。
10年ほど前にも、このコンサートに
一度来たことがありました。
長く企画を続けておられます主催者の皆さまの
熱い思い、「~いつも心に被災地を~」を忘れない
開催へのご尽力に頭が下がります。
コンサート会場の和やかな雰囲気に包まれて
主催者の皆さまからのメッセージが伝わりました。

日本人は、悠久の歴史の中で、後世へ伝統を守り伝え
て来ました。
伝統の大切さを尊び、言葉や所作を映像として
伝え残す技術に力を注いで参りました。
映像技術の進歩は目覚ましく、多くの人が行き交う
駅や日常の生活の中で、綺麗な映像として情報を
伝える役目を果たしてくれています。

また、数々の天災の悲しい教訓から、多くを学びました。
通信技術も研究して、音声や文字にして使用できる
「災害用伝言版」も普及させました。

「伝言」、言葉や文字や映像や、あらゆる手段で思いを伝えることの
素晴らしさに、あらためて気付いた10月でした。

「終活」のシニア世代になりました。
自身の「終活伝言版」の必要性を感じています。
オフィスデイジーでお世話になった皆さまへのお礼の言葉と感謝の気持ちは
 お伝えできているだろうか?
オフィスデイジーでお世話になった皆さまへの様々なご無礼にお詫びの気持ちは
 お伝えできているだろうか?
③家族への感謝の気持ちは届いているだろうか?
 『あなたたち二人には、苦労をかけてしまい
  ごめんなさい。お母さんはね、叶わぬことが
  多かった人生ではあるけれど、あなたたち
  二人のお蔭で、今は100%幸せな時間を
  過ごしています。ありがとう。』





季節は秋。
近くの夙川公園の樹々も
自然の営みの紅葉への作業中です。

さあ、もうひと仕事。
明日はボランティア活動の研究集会。
私も、お引き受けしている作業に
全力で取り組もう!!
Never put off till tomorrow what can be done today.