実は、この2週間程タイムトラベルをしていました。
この夏の間、すごく忙しくて7月から今日までの日経新聞を読む時間が無くて、放ったらかしに部屋に積み上げていました。18日(金)が月に一度の新聞回収ゴミの日なので処分する迄に読みましょう!と連日新聞を読んでいました。17日には徹夜もしました。大変な作業でした。
最初は、TVのニュースで分かっているのでもう良いか?と思いながら読んでいたのですが途中から、私は大変な事をしているのだと気付きました。
例えば、今話題のオリンパス社の一件です。8月13日の記事では、¥2197.-の株価です。2か月後に外国を巻き込む騒動の事態になるなんて誰が想像したでしょう!
また、7月8日には、タイの新首相に44歳の若き女性インラック首相が誕生。8月には日本企業誘致を推進していて、前途揚揚。誰が大洪水を想像したでしょう!
アップル社の偉大なるCEOのスティーブ・ジョブス氏が8月24日に退陣し急逝されて、また、リビアのカダフィー大統領が失脚してこちらも他界。生死のニュースに、時間の速さを驚くばかりです。
そろそろ、今年の流行語大賞とか出来事とか10大ニュースとか、が取り沙汰される時節になって来ました。「そんなこともあったなぁ」は、大くくり過ぎるのです。
デイトバックで新聞記事を読むと、『この日は海江田さんが有利、でも一夜明けると本当は野田さんが新総理なのよね!』と分かりながら読む作業は、何んとも言い難い気持ちになりました。まるで自分が予言者にでもなった気分になりました。
『一寸先は闇』昔の人は上手に表現したと思います。膨大な新聞記事を読む作業は、とても大変でした。たかだか3カ月程のタイムトラベルでしたが、人間世界の儚さを知るには十分な時間でした。