2020年6月5日金曜日

古都へ

5月25日に緊急事態宣言が解除されました。
感染に注意を払いながらの新しい生活が始まりました。

また6月に入ってからは、気温が30℃を超える日も報じられるようになりました。
感染と熱中症と…皆さまにおかれましては、くれぐれもご自愛の上
お過ごしくださいますようにと願っております。

今年2月に京都へ転居した長女から、日常生活に不自由との、家具の移動などの
困り事の相談を受けていましたが、県をまたいで移動できるように
なりましたので、漸く、先日京都へ手伝いに行くことができました。

京都へ向かう午前10時頃の阪急電車の特急電車の車内では、ご利用の乗車客が
少なく、また、それぞれにマスク着用とソーシャルディスタンスを守って
無言で着席されていたことも、大変な驚きでした。

勤務先からのテレワークにより、長女は自宅で仕事に従事しております。
感染症対策としてありがたいと親として安心していました。
ただ、実際に自宅の狭いスペースで仕事に集中するのは、プラス面もマイナス面もの
両面があると理解しました。
本来は自宅は寛ぐスペースなので、テレワークでの、ある時は緊張し、ある時は寛ぐ
というスイッチの切り替えが、慣れないと難しいと思われました。
新しい生活に慣れるという事は、精神的にも変化の時間が必要なのかな?と思いました。

また、京都の地理を覚えたいとの、長女の
車移動の練習にもお付き合いしました。
カーシェアリングサービスを利用して
車で出かけました。
長女のお蔭で、カーシェアリングサービスでの
 I T 技術の進歩を学べました。

長女の運転で、下鴨神社へ参りました。
日本人の観光客もまばらで、ひっそりとした
境内の景色も、ひと際美しく感じました。

周りに人がいないかを確認して、少しの間
マスクを外して、新緑の空気を味わいました。

「京都の町家を改装してホテルを経営したい」との
長女の知人(東南アジアご出身)の方のご相談を受けて
大手不動産会社へお問い合わせをさせて戴きました
当時の事が、遠い記憶に感じました。

政府の緊急事態宣言を受けて、国民はテレワーク・
自粛生活・自粛営業の時間を過ごしました。
テレビの映像で、人の往来が少ない、首都の街中や
主要の駅の様子が報じられました。
しかしながら、日本の人口は少子高齢化が
加速しているので、何年か後には
街中に人の姿がなくなる社会が確実に訪れます。

本日公表されました厚生労働省の2019年の
人口動態統計データでは
・出生数  86万5234人(過去最少)
・死亡数 138万1098人(戦後最多)
・人口の自然増減数  マイナス51万5864人
・調査を始めた1899年依頼過去最大の減少幅
との内容です。

近代的な建築物が聳える街中に、まばらな人影。
日本はどんな国になっているのかな?と、未来都市の姿が
描けずにおります。

古都の、美しい日本の景色と自然に包まれて、平和な時間の尊さを
あらためて感じました。



所用ではありましたが、京都への外出は、感染リスクを考えて少し不安でした。
医療従事者の皆さまへご迷惑を掛けるような事態になってはいけません。

古都を訪れて、過去と現代と未来と、日本社会のいろいろを学ばせて戴きました。