2010年12月15日水曜日

昨日は、母方の叔父さんと奥さまである叔母さん(父の従妹)
と一緒にランチに出かけました。 お二人と私はDNA的には
普通より濃い関係なので、私には大切な親族です。
私の運転で、伊丹にある 『音羽鮨』 というお店へ行きました。

このお店は、玄関の造作がフラットなのが気に入っています。
70代の叔母さんは腰が悪く、歩行もゆっくりです。
いつもは車椅子を使われるのですが、今日は、80歳に
なられた叔父さんと、私の介助で歩いて頂きました。

叔父さん達はお二人暮らしで、日常生活の身体的な負担を軽く
する為、普段はヘルパーさんにお手伝いに来て貰っています。
叔父さんには二人の息子さん(私の従兄弟)がおられますが
働き盛りで仕事も忙しく、遠方に住んでいたりです。
叔母さんが腰痛で入院された時期に、気弱になられていた
叔父さんから、介護についての相談を受けました。
私は、亡き両親の介護申請をした経験から、叔父さんも
ご子息より私に、介護システムについて、お尋ねされた
ものと思います。
”介護” という文字に、叔父さんも抵抗を感じておられた
のは理解できました。そこで、市役所窓口が平日の受付
ですので、叔父さんのお気持ちを察して市役所の手続きに
同行を致しました。
その日の手続き後、全てが順調に運び、現在は快適な生活
を送られています。
ケアマネージャーやヘルパーさんのアドバイスのお陰で
叔母さんもデイサービスのリハビリに通い、腰痛も楽になり
お二人の生活も穏やかに戻られたので、お役に立てて
良かったと思っています。
亡き母の時は、未知の介護システムに不安や警戒を覚え
また悩みましたが、”介護” を必要とする当事者家族の
心情を理解できる立場になりましたのは、母の介護から
学ばせて貰いました。

昼食の予約時、身体の事を考えた席の希望をお伝えしました
『音羽鮨』 さんでは、こちらの希望通りのお席を用意して
くださり助かりました。
良く利用する、苦楽園店で顔をお見かけしました、板前さん
も笑顔で出迎えてくださり、嬉しく思いました。
歳の所為か耳が遠くなられた叔父さんとの会話では
周りの方々にご迷惑を掛けないかと心配でした。
落ち着いた、雰囲気の良い店内で、ゆっくりと味わう
お料理の美味しい事も勿論でしたが、和服のスタッフさんの
行き届いたサービスに、叔父さんも叔母さんも大満足
仰り、ご案内して良かったと思いました。

帰りの車中で、「二人でこうして出かけるのは久し振り。
良いお店に連れて行ってくれてありがとう。」と叔父さんに
言葉を掛けて貰って、遠い昔に、結婚式でお世話に
なりました御恩返しの、一かけらになったかな(笑)と
思いました。
伊丹の 『音羽鮨』 さん、有難う。