2010年11月21日日曜日

今週は、私にとりまして、人生勉強をする良い
機会に恵まれました。
2回の昼食会で、人生の先輩達のご立派な
足跡と考え方を学ばせていただけたのです。

初めは、関西の経済界を支えておいででした重鎮、
経済の専門家の紳士です。
隣に座って、お食事をご一緒させていただけるだけでも、
舞い上がり、身の引き締まる思いでした。
正直、緊張で何をお話させていただいたのかも、思い出せない
最悪のシチュエーションで面談は終わりました。
でも、貴重なるお話は、流石にビジネスに対する視点が違う
と分かりました。そして、一流の方に共通の、単刀直入な
鋭い会話の運び方からは、どの様な状況であれ、相手の方
とは、もっと真摯に対話をしなければならないと、
私の考えの甘さを痛感しました次第です。
自分の至らなさを教えて頂けた、これは、有難い事と
思います。

次は、私の亡き母親より一寸ご年配の女性の先輩達。
外見は亡き母の年代に近いので、そのように捉えて
しまいましたが、お話をさせていただきますと、先輩達の
内から溢れ出る凄い才能や凝縮された人生の艶に
只ただ圧倒されてしまいました。
戦争で勉学どころでは無い時代。女性の学歴がともすれば
軽視されていた時代に、きちんと自分を磨いて充実した
人生を歩んで来られた、力強い信念と努力。
その影の部分を全く私に見せてくださらない、朗らかな会話。
どれ程の人生勉強をすれば、この先輩達の域に達する事が
できるのであろうか? と、すさまじいばかりの、彼女達の
エネルギーと、極められた余裕を感じました。
そして、こうして私に打ち解けたお話をしてくださるのも、
先輩としてのお努めとして、教えてくださっているのだと
分かり、有難く思いました。

戦争の体験談を若い人達にお話しをし、平和の尊さを伝える、
という運動を続けておられる年配の方々がおれらる。
というニュースを耳にした事があります。
人生の先輩達からのお言葉は、この歳である故に、心に沁みる
のでしょうか? いえいえ、未だ間に合うから一層の精進をと
エールを送っていただいたのだと思います。

ご立派な先輩達にお目にかかる事ができ、人生のお勉強を
させていただけました良い一週間でした。