今日で10月もおしまい。
夕方の5時半には、とっぷりと日が暮れて
夜風が冷たくなって参りましたこの頃です。
みなさまお変わりございませんでしょうか。
そろそろ、風邪の兆しが現れる頃ですので
くれぐれもご自愛ください。
さて、冷たい風が近づく中、今月の温まる
ふたつのイベントのお話しをさせて頂きます。
先日ご案内を頂いた、お酒のイベント
『灘五郷 SAKEプラザ』という
チャリティーイベントにお伺いしました。
灘五郷酒造組合 主催の有料試飲会です。
灘五郷というだけあり、会場には、蔵元の
名だたる銘酒が勢ぞろいしていて
伝統産業の力の偉大さと日本酒の文化
の素晴らしさに感激しました。
会場には、仕事帰りの方も大勢おられて
私も、試飲チケット購入に長い行列を
並びました。
日本食が世界文化遺産に登録される
そうですが、日本食と共に、日本酒も
世界中から注目されてファンが
増えることでしょう。
喉を通過する、冷酒の甘さに痺れながら
古の時代から好まれているお酒の
魅力に納得しました。
もうひとつのイベントは、『天のしずく』という
映画の上映会です。
こちらもご案内を頂いてお伺いしました。
有名な料理研究家の、辰巳芳子さんが
作られます素晴らしいスープの
お話しの映画です。
日本の風土が生み出す食の恵みを
素材にして、調理をされている過程を
丁寧に映像で紹介されています。
長年スープ作りに携わって来られました
辰巳先生のレシピをお弟子さん達が
熱心に受け継ぎ、手作りの温かいスープを
病床の患者さんであったり、小さなお子さん
たちが、感謝の気持ちをもって召し上がって
おられる様子も描かれていて、映画を
鑑賞している私までも心がホッコリ致しました。
伝統を受け継いでいる日本酒、そして
伝統を伝え続けているスープ。
どちらも、身体を癒す食文化ですが、何よりも本当は
「心のくすり」 なんだと思いました。
素晴らしいイベントにお伺いできて良かったです。